店長a-junの橋渡しでNYCに留学していたときの友人Tomoyoさんが東日本大震災のチャリティイベントで作ってくれた寄せ書きを仙台のスウィングダンサーへ送ることができました。
ダンスはジャンルを超えて、国境を超えてつながれるステキなツールだということを改めて感じました。
以下、メールのやり取りの抜粋です。
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はじめまして。NYC 在住の Tomoyo と申します。4月3日に開催したチャリティイベント、Swing for Japan の企画・実行に関わらせていただきました。
ニューヨークの私たちの気持ちを東日本の方たちに届けることができることをとても嬉しく思っています。
ダンスの集いを再開できるまでに仙台が復興されたことに喜びを感じるとともに、被災地の皆様の心身へのご苦労に心からお見舞い申し上げます。皆様のことは一日も忘れることなく、「アメリカにいる私にもできること」を日々考え、過ごしてきました。これは、私だけでなく、多くの人に共通することだと思います。世界各国の友人からはお見舞いの連絡が絶えず、スペインの友人からは募金をしたということ、ポルトガルからは、学生が集まり、日本へのチャリティイベントを開催したことなど、日本の復興を支援したい気持ちの詰まったメッセージが次々に届き、人の温かさと可能性を改めて感じることができました。
チャリティイベントでは、震災直後にほぼ顔見知りのない日本人女子6人が集まり、仕事の合間を縫って 2週間で250人近くが集まるダンスパーティを企画・開催し、その収益金 $5707 をニューヨークでの見舞金窓口として震災直後から活躍してくれた Japan Society に届けました。スイングバンド George Gee をはじめ、Ron Sunshine、Baby Soda など、地元のジャズミュージシャンがみな無料奉仕で演奏してくれたこと、開催場所のダンススタジオ You Should Be Dancing も場所を無料で提供してくれたこと、そして企画6人のうち一人が DJ として活躍してくれたことも、これだけ多くの義援金を収集できた要因だと思います。5時間のイベントで生演奏がほぼ絶え間なく続く中、Dawn Hampton を初めとするスイングダンサー、タップダンサーのパフォーマンス、景品の抽選会など、踊れる人も踊れない人も、参加者全員に楽しんでもらえたイベントになったと思います。私たち6人だけでの運営はとても無理だったのですが、アメリカ人のスイングダンサーたちの多くが受付や抽選券の販売などのボランティアに快く応じてくれ、抽選用の景品を提供してくれた数多くのレストラン、小売店、ジャズバーなど、日本人だけではなく、日本を思う多くの人々が力を合わせて作り上げたイベントとなりました。6人の誰もイベント企画の経験がなく、はらはらすることもありましたが、予想していたスイングダンサー、日本人、友人のほか、スイングダンスをリアルタイムで楽しまれた年配のアメリカ人の方も多く参加してくださり、そのおかげもあって、その場での募金箱にもかなりの額が集まりました。中には、100ドルの小切手を書いてくださった方たちも数人おり、本当に感謝してもしきれないほど、多くの方々からサポートをいただきました。
寄せ書きの布地ですが、たまたま入った布屋さんのバングラデシュ人の店長さんが「今まで日本にお世話になっているバングラデシュみんなの祈りと気持ちを込めて」寄贈してくださり、また縁取りはすべて私が手縫いで縫い付けたものです。また、イベントのロゴのデザイン作成と印刷は、企画6人の一人がグラフィックデザイナーで、彼女が時間をかけて作ってくれたものです。なので、布自体もメッセージになっています。どうか、一人でも多くの方に私たちの気持ちを届けてください。
ダンスパーティの写真も送りますね！こちらをご覧ください。
http://www.flickr.com/groups/swingforjapan/pool/
まだまだ元通りになるまでは時間も努力も必要です。
今自分にできることを少しずつ、みんなの力を集めて大きなパワーにしたいですね。
Aju スタッフ まいでした。
